鉛筆で描いたような輪郭のスケッチに、水彩絵の具で色を重ねて塗ったような風景画を描いてみませんか。
写真を使って、塗り絵感覚で楽しめる、スケッチ水彩風景画を手軽に描く方法をご紹介していきます。
Painter 11で描くための、元となる写真を開きます。
この写真からクローンを作成します。
「ファイル」メニュー→「クローン」を選びます。
すると、元となる写真(ソース)のウィンドウの上に、クローンのウィンドウが追加されて重なります。
クローンのウィンドウをドラッグしてずらして確認します。
クローンを鉛筆で描いたようなスケッチに変換します。
「効果」メニュー→「表面処理」→「スケッチ」を選びます。
「スケッチ」のプレビューを見ながら、輪郭の線がはっきりと見えて、細かい点が目障りにならない程度のスケッチになるように、各スライダーを調整します。
いつもこの設定を使いたい場合には、「保存」をクリックして設定名を入力しておくと、プリセットから選べるようになります。
「OK」をクリックします。
線画に色を塗り重ねていくための、クローンブラシを選びます。
「クローン」ブラシカテゴリを選び、その右のブラシバリアントの一覧から「水彩ウォッシュクローン」ブラシを選びます。
クローンブラシを選ぶと、あとはクローン側のキャンバスをドラッグすると、元となる写真の色を自動的に検出しながら、ブラシの特性を生かしながら描いていくことができます。
輪郭の線画を目安に、ブラシをなぞればいいので、とても簡単です。
水彩ブラシですので、最初は下地として全体に色がのるように均一な濃さで描いていきます。
このように水彩ブラシを使うと、「レイヤー」パレットの「キャンバス」レイヤーの上に、自動的に「水彩レイヤー」が追加されます。
次に、影や色の濃い部分に色を塗り重ねて、いきます。
ブラシのサイズを小さくして、元の写真を参考にしながら、影になる部分をドラッグして、色を徐々に濃くしていきます。
最後にもう一度ブラシのサイズを少し大きめにして、絵の手前の方や、青空をサッと塗り重ねて色濃さを強調させて、できあがりです。
All About 【CG・画像加工】ガイド・土屋徳子
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